メゾネット物件とは?

メゾネットとは、2階建ての共同住宅を縦割りにして、1階だけに玄関を設置し、内部に階段を設けて1階と2階の両方を1つの世帯が使えるようにしたものです。2階部分は1階と同様に居室スペースを確保することが必要で、天井の低いロフトとは異なります。2階に他人が住むことがなく、頭上の足音など騒音に悩まされることがありません。隣の部屋との接続部についても、階段・トイレ・浴室を挟むように設計されているので、隣室の生活騒音も気にならないでしょう。共同住宅でありながら、一戸建ての気分を味わえる物件として人気があります。2階部分にはベランダやバルコニーも設置されており、天気の良い日には日向ぼっこなどを楽しめるでしょう。
メゾネット物件を選ぶ際の注意点
メゾネットは、階段が内部にあるため吹き抜けの形状となっており、扉がついていないと、冷暖房の効率が悪くなるおそれがあります。そこで1階と2階を繋ぐ階段に扉が付いているかどうか確認しなければなりません。メゾネットタイプに似た様式として、ロフトのほかにも似たようなものがあるので、注意しましょう。外見が酷似していても、1階だけでなく2階にも玄関がある共同住宅も存在します。この場合、室内に階段が無く、外部に設置された階段を利用して2階の部屋に出入りすることになります。この様式では、メゾネットと同様に隣室との接続部にはトイレや浴室を配置して生活騒音を防ぐ工夫がなされていますが、2階と1階では居住する世帯が異なるので、階上の足音に悩まされるリスクがあります。